こんにちは。マコトです。
「少しでも転職を有利にしたい」
そういった思いから資格取得に走る方、いらっしゃいませんか?
何を隠そう、僕がそうでした。
僕は30代になったくらいからいろいろと資格取得の勉強に時間を費やしてきた人間です。
40代ともなると、転職するにもなかなか厳しい環境となるのは予測できるので、
より自分に付加価値をつけて転職活動に挑もうという方はたくさんいらっしゃると思いますし、
その姿勢は理解できます。
そんな付加価値をつけるにあたり、これから一体どんな資格を取れば転職に結びつきやすいのか気になりますよね? でも残念ながら、結論から言うと、転職のために取得すべき資格というのはほとんどないと思われます(自動車運転免許は省く) そして、すでに取得された方や、今まさに勉強されている方には申し訳ないですが、 いざ取得した資格が転職活動に活かされるかというと、ほとんど活かされない可能性が高いです。
それは何故なのか??
また、転職活動をするにあたって、「資格取得よりも大切なこと」についてお伝えしていこうと思います。
僕は2018年の42歳のときに半年間転職活動をしました。
そのときの活動内容についてはこちらをご覧ください。
このときの経験からお伝えします。
応募した企業の反応
僕の資格一覧
以前にも紹介していますが、僕が転職活動をした2018年地点で取得していた資格はこちらです。
◎普通自動車第一種運転免許
◎国家資格キャリアコンサルタント
◎ファイナンシャル・プランニング技能士2級
◎JAMHA認定ハーバルセラピスト
◎2級心理カウンセラー
普通自動車第一種運転免許
いわゆる普段僕たちが運転する車はこの普通自動車第一種運転免許になります。
正式名称はこちらになりますので、履歴書に書く際にはこの正式名称で記入しなくてはいけません。
尚、AT限定の場合は、「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」となります。
最近は車を所有している人が減ってきているようですが(僕も持ってません)
自動車免許はあるに越したことはありません。
自動車通勤でないと出勤できない事業所や営業関係などは取引先まで車で行くことは多々あります。
自動車免許に限ってはほぼ必須といっても過言ではない資格であると思います。
国家資格キャリアコンサルタント
国家資格キャリアコンサルタントは2018年当時はまだ国家資格になったばかりの資格で、それまでは民間資格でした。
キャリアコンサルティングとは「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」と定義されています。
相談者に寄り添い、相談者が本当はどのようになりたいのか、その背景にあるものは何なのか等ヒアリングし、
ともに解決していきます。
現在では広く世間に知れ渡ってきましたが、当時の認知度は低いものでした。
ファイナンシャル・プランニング2級
プランニング技能士というのは世間で言うファイナンシャルプランナーで、
以下の内容のものが試験対象項目です。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
『FPとして必要かつ十分な基礎知識を持ち、相談者に対して適切なアドバイスや提案ができるFP技能を習得した者に与えられる資格』とされています。
現在でも人気の資格として、書店にいけばFP資格コーナーがデカデカとあったりしますよね。
JAMHA認定ハーバルセラピスト
JAMHAというのは「日本メディカルハーブ協会」のことです。
ハーバルセラピストとは以下のように定義されています。
ハーバルセラピストは、科学的、体系的な知識に基づいて、30種類のメディカルハーブと12種類の精油の有用性を深く理解し、季節や体調の変化に応じた健やかでホリスティックなライフスタイルを提案できる専門家です。メディカルハーブをご自身や家族の健康維持・増進に役立てることができ、ハーブショップ、ドラッグストアやアロマセラピーサロンなどで、メディカルハーブを活かしたホームケアとしてのライフスタイルをアドバイスすることができます。
日本メディカルハーブ協会HPより
この資格は転職云々関係なく、興味本位で取得した資格です。
インストラクターより、「履歴書に書ける資格だ」と言われたこともあり、応募する業種関係なく書いてしまってましたが、応募する業種をしっかり吟味して資格は書かないといけないということを、転職活動を始めて数ヶ月経ったくらいで気づきました。
2級心理カウンセラー
僕が取得した団体は「日本プロカウンセリング協会」、通称Prokanと言われる団体です。
なんとこの資格、2日間で取得できます。
初めてカウンセリングを学ぶ方向けの講座で、この資格を取得すればカウンセリングできる技術が身につくかというとそれはNOです。
あくまでもその入口となる資格です。
国家資格キャリアコンサルタントの資格の肉付けの意味で取得しましたので、
個人的には取ってよかった資格だと思います。
この資格で転職が有利になるということはほぼありませんが、
興味のある方は取得してみてください。
資格アピールは通用しない
打ち砕かれた資格
僕は転職活動時、176社応募しました。
それで、書類選考を通過したのが30社でしたが、取得した資格があることで通過した企業がどれだけあるのかわかりません。
その後、僕は9社の面接を受けました。
うち、取得した資格について触れた企業数はわずか2社。
人材系に行きたかったので、志望動機で当然、国家資格キャリアコンサルタントについてこちらからアピールはします。
それでも資格について触れてくれたのはたったこれだけ。
確かには僕の取得した資格に一貫性はない。でも「色々頑張っててすごいね」とか「向上心があるよね」とか
そういうところを評価してくれないかなぁと。当時はそう考えてましたね。
でもそれ、今採用する立場になったからわかりますが、誰がそんなとこ評価すんねんって話です。
資格について触れた2社
1社は僕が現在就業している会社で、ここは国家資格キャリアコンサルタントの資格取得を推奨していると面接で伝えられたので、面接後にはいい手応えを得ることができました。
結局、採用となったわけですが、後々面接をしてくれた上司に聞くと、「国家資格キャリアコンサルタントの資格があったから採用したわけではない」と言われました。あくまで参考程度と捉えていたようです。
残りの1社は「何故、簿記ではなく、ファイナンシャルプランナーの資格を取ったのか」との質問でした。
確か「お金の知識を幅広く学びたかったから」という趣旨の返答をしたかと思います。
ただ、この質問が後々僕に大きな気付きを与えてくれました。
同じお金関連の資格でも金融系でないのなら簿記を取得しておけばよかったと。
簿記なら「数字が読める人」と認識してもらえますが、FPは全く関係ないので効力は全くありません。
資格よりも大切なこと
今やってる仕事で結果を出す
こうして資格についてほとんど効力がない結果となりましたが、
後々振り返ってわかったことがあります。
それは今やっている仕事を一生懸命やっていくことです。そして結果を残すこと。
なので、頑張って難関の資格を取得しても、未経験であれば、転職というフィールドで考えると すんなり転職はさせてくれません。 20,30代ならともかく、40代ともなれば学校を卒業後、どのようなことをして、どのような実績を残してきたか。資格よりもここがとても重要なんだと思います。 その実績で、採用不採用が決まると言っても過言ではありません。 なので、実績を作りましょう!!
実際に今、僕は人を採用する立場にいますが、やはり応募者の経歴がどういったものなのかに目が行きます。
資格は参考程度でしか考えません。
もうちょっと早くに気づいていればよかったなぁと思います。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回の記事をまとめるとこうなります。
- 転職のために取得すべき資格はほとんどない
- 資格アピールは通用しない
- 今やっている仕事で結果を出す
以上です。
ありがとうございます。
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